2021/06/16
脚のポンプ作用🦵🏽
足や足指を動かしている筋肉の多くは、膝の下あたりから繋がっています。みなさんがイメージしていたよりも、意外と遠くからではないでしょうか?
立つ・歩くで、足や足指が動くということは、脚全体、特に膝から下の下腿(ふくらはぎ)は動かされるのです。
心臓の大きさは自分の握り拳と同じ大きさといわれていますが、こんな小さなポンプでは全身の隅々まで血液を行き渡らせるのは無理です。筋肉の運動がポンプの助けをしていますが、特に脚の筋肉は血液を心臓に向かって押し上げる働きがあります。第二の心臓ともいわれています🫀
脚の筋肉や足指を十分に使わないとき、ポンプ運動が低下し、新陳代謝や血液の循環が鈍り、さまざまな疾病や障害を引き起すことが知られています。
特に、足の指から足の裏にかけては神経が集中していて、足に感じる刺激は、靱帯、神経、髄を経て大脳に至り、足指の自由な運動は全身の筋肉運動に効果的に働いております🦵🏽
C3fitness 代表 高橋一平
2021/06/14
酢酸菌(お酢)の効果⭐️
お酢は、私たちのからだにとても良い効果がたくさんありますが、お料理の調味料としての効果もたくさんあります。
カラダへの効果
1、疲労回復
疲れをとるためにはグリコーゲンを補給する必要があります。お酢と糖分を一緒に摂ることで、より効果的にグリコーゲンの補給ができます。またお酢に含まれるクエン酸には疲労物質を分解する作用もあります。
2、夏バテ解消・食欲増進
酢のさっぱりとした酸味が、味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃液の分泌を促し、食欲増進の手伝いをします。
3、便秘解消
お酢の主成分である酢酸や体内に入って変化したクエン酸は、腸内の有害な細菌を減らし腸内環境を整えてくれます。これにより腸のぜん動運動が活発になって、便通がよくなります。
4、高血圧の予防
お酢に含まれる酢酸は血管を拡張する作用があり、それによって血液が流れやすくなり血圧がさがるといわれています。
5、血液サラサラ効果
お酢に含まれる酢酸は、ドロドロ血液の原因である血小板の擬集を抑えてくれます。
血液がサラサラになると血流が改善され、肩こりや目の疲れなども改善されます。
6、冷え性の改善
血流改善効果で冷え性も軽減。
7、殺菌・防腐・抗菌効果
サルモネラ菌・ぶどう球菌・腸炎ビブリオ菌などの食中毒菌に対して、著しい静菌効果・殺菌効果が発揮されることが分かっています。
8、カルシウムの吸収率がアップ
酢に含まれる酢酸がカルシウムと混じり合うことで吸収が促進されます。また、ビタミンCやビタミンEを効率的に摂取できるようサポートする働きもあります。
9、ストレスの解消
お酢は精神安定に欠かせないカルシウムの吸収を良くするので、ストレス解消には「お酢+カルシウム」がおすすめです。
10、血中コレステロール値を下げる
研究で血中コレステロール値が低下するということがわかっております。
血中コレステロール値は、動脈硬化や心臓病の危険因子として注目されています。
11、血糖値の上昇を抑える
お酢は食物が胃に滞留する時間を延長する働きがあります。これにより食物の腸への流入が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑制します。
12、内臓脂肪を減らす効果
お酢には毎日摂ることで、内臓脂肪を減らす働きがあることがわかってきました。これが溜まると、高脂血症や高血糖、高血圧などを引き起こす原因になるといわれています。
13、二日酔いの予防
お酢には肝臓の働きを活発にして、代謝機能を促進する働きがあります。
14、老化防止
お酢に含まれるクエン酸には、活性酸素を除去する働きがあります。 活性酸素が除去されることにより、細胞の酸化が食い止められ老化予防のみならずガンや動脈硬化の予防にも繋がります。
C3fitness 代表 高橋一平
2021/06/12
塩の重要性🧂
体調が悪いときや疲れているときには、点滴をします。点滴の主成分はブドウ糖と生理食塩水です。生理食塩水は細胞外液の浸透圧と同じになっています。
さらに塩分は消化にも必要とされます。
胃酸の主成分は塩酸であり、この塩酸は食事で摂取する塩分を主な原料にしています。夏バテのときは大量に水を飲むため、体内のナトリウムが少なくなり、胃酸があまり作られなくなって食欲が減退します。
このようなときは味噌汁などを多めに飲んで塩分を補給するようにすると効果的です⭕️
さらに膵液や胆汁なども、非常に多くの成分が「塩」です。つまり食欲増進だけでなく、消化の促進作用もあるということになります。
なおハードなトレーニングやストレスに応じてコルチゾルの分泌が起こりますが、コルチゾルには水分や塩分の排出を増やす作用があります。
汗から排出されるナトリウムのことも追加して考えると、トレーニングをハードにおこなっている方は塩分摂取量を普通より多めに摂取しても、まったく問題はございません!
C3fitness 代表 高橋一平
2021/06/10
鉄の働き🧬
貧血の素となる鉄欠乏、その鉄は体内でどんな働きをしているでしょう。
①赤血球を造る
赤血球はヘモグロビンから造られています。ヘモグロビンはヘム鉄とグロビンというたん白質が結合して造られます。赤血球の中には多くのヘモグロビンが存在します。
②体内に酸素を運ぶ
赤血球は体の隅々までめぐり、酸素を運搬しています。酸素はエネルギーの素となります。
③骨、皮膚、粘膜の代謝に必要
骨、皮膚、粘膜の材料となるのがコラーゲンです。コラーゲンはたん白質の細い糸でできています。このままでは弱いのですが、これを絡ませ、部分的にくっつけ、編んだ縄のような状態を作り上げます。このように、コラーゲンを絡ませて強化するのが鉄とビタミンCです。
コラーゲンは体内の至る所にあります。例えば、血管の周りをコイル状に巻いて、血管の弾力性を保っています。コラーゲンが不足すると血管の弾力が保てませんから、アザが出来やすくなります。
コラーゲンは骨の弾力を保ったり、骨と腱、腱と筋肉を繋いだりもしています。
また、コラーゲンを造る栄養と、赤血球を造る栄養は同じ材料です。貧血であるという事はコラーゲンも不足しているという意味であり、コラーゲンの不足は怪我をしやすくします。筋や腱の断裂、疲労骨折などはその例でしょう。
C3fitness 代表 高橋一平
2021/06/08
満腹感🍽
腹いっぱい食べたときの幸福感は、なにものにも代えられません。この「満腹感」は、どのようにして起こっているのでしょうか。
まずはセロトニンです。アミノ酸のトリプトファンから合成され、精神的な安定をもたらしたり、抗重力筋や交感神経に適度な緊張をもたらしたり、睡眠や体温の調節などに関与したりする働きがあります。さらにセロトニンには満腹中枢を刺激する働きがあります。
逆にこれを利用して、セロトニンを増やすような「単調な運動の繰り返し」を行なったり、トリプトファンを摂取したりすることで、満腹感を偽装することが可能です。
また食べ物を消化すると、小腸から「コレシストキニン(CCK)」というホルモンが分泌されます。本来は胆汁を出して膵臓から消化液を出すホルモンなのですが、これは同時に満腹感を脳に届けるシグナルにもなります。
またPYY3-36というホルモンも消化管から分泌され、満腹感のシグナルとなるようです。
普通の食事ならばCCKやPYY3-36が分泌されるのですが、食事量が少なかったりノンカロリーのものだったりすると、これらのホルモンが分泌されず、満足することができません。
これはノンカロリードリンクの問題点でもあります。もちろん血糖値が上がらないということも理由です。
そして「ヒスタミン」も満腹中枢を刺激します。ただしヒスタミンはそのまま摂取しても脳に届きません。ヒスタミンは「ヒスチジン」というアミノ酸から造られますので、ヒスチジンの多い食材(カツオやマグロ、ブリなど)を食べることが、脳内のヒスタミンを増やして満腹感を与えてくれると考えられます。
また「咀嚼」もヒスタミンを増やしてくれます。
噛む回数を増やすことによって、その刺激が脳内の結節乳頭核というところに働き、ヒスタミンが生成されるのです。1回あたり30回くらい噛むようにするとよいと言われます。
C3fitness 代表 高橋一平